母親になると「ちゃんとしなきゃ」「完璧でいなきゃ」と思ってしまうことがあります。私もシングルマザーとして子どもを育てる中で、「母親として失敗できない」という気持ちに何度も押しつぶされそうになりました。家事も子育ても仕事も完璧にこなさなければ、母親として不十分だと思い込んでいたのです。
けれどある日、ふとした出来事をきっかけに「完璧じゃなくてもいいんだ」と思えるようになりました。その瞬間から、子育ての見方や気持ちが大きく変わりました。この記事では、私が母親として完璧を求めすぎず、肩の力を抜けるようになった体験をお伝えします。
家事ができなくても子どもは元気に育つ
掃除が行き届かない日もあった
忙しい日は掃除や洗濯が後回しになり、部屋が散らかってしまうこともありました。以前なら「ダメなお母さんだ」と落ち込みましたが、子どもは元気いっぱいに過ごしていました。
子どもが求めていたのは「清潔な家」より「安心」
気づいたのは、子どもにとって大切なのは家の完璧さではなく「お母さんと一緒に過ごせる安心感」だということでした。
周囲と比べるのをやめた
SNSや他の家庭と比較して落ち込む
他の家庭が楽しそうに見えると「私は頑張りが足りないのかな」と感じてしまいました。でも比較してもキリがないと分かり、少しずつやめるようにしました。
自分なりの子育てを大事にする
「よその家庭はよそのやり方、うちはうち」と思えるようになると、気持ちがラクになりました。子どもの笑顔を見て「これで十分」と思えました。
子どもの笑顔が一番大事だと気づいた
ご飯が簡単でも笑顔は変わらない
疲れて冷凍食品や簡単な料理で済ませた日も、子どもは美味しそうに食べてくれました。その笑顔を見て「豪華な料理じゃなくてもいい」と思いました。
一緒に過ごす時間こそ宝物
子どもにとって一番の喜びは「お母さんがそばにいること」。それを実感したとき、家事や仕事の完璧さよりも「一緒の時間」が何より大切だと思えました。
子どもの成長を感じた瞬間に、『完璧じゃなくてもいい』と強く思えました。→ 『子どもの成長で嬉しかった瞬間』を読む
「できない自分」を責めないようにした
失敗も学びの一部
子どもを強く叱ってしまったときや、家事を後回しにしてしまったときも、「次にどうするか」を考えるようにしました。
母親も人間だからこそ子どもに伝えられること
「完璧じゃなくても大丈夫」と母親自身が示すことで、子どもも失敗を恐れずに挑戦できるようになると感じました。
完璧じゃないからこそ学べることがある
子どもに柔軟さを教えられる
予定通りにいかなくても「まあいっか」と受け止める姿勢を見せると、子どもも柔軟に考えられるようになります。
不完全さが親子の絆を深める
完璧ではないからこそ、笑ったり助け合ったりできる瞬間が生まれました。それが親子の絆をより深いものにしていると感じます。
まとめ
母親として「完璧でいなければ」と思い込んでいた頃は、子育てが苦しく感じることが多くありました。でも「家事ができない日があってもいい」「他の家庭と比べなくていい」「笑顔で一緒にいられる時間が大事」と気づいてから、子育てがずっとラクになりました。
完璧を目指さなくても、子どもは愛情をしっかり受け取り、元気に育っていきます。母親も人間ですから、失敗もあるし弱さもあります。それを受け入れて一歩ずつ進めば十分です。
この記事が、同じように「完璧な母親でいなければ」と悩んでいる方の心を少しでも軽くできたら嬉しいです。肩の力を抜いて「今できることを大切にする」ことが、母としての優しさにつながります。