ワクワクする未来のために☆
こんにちは。ゆかです☆
シングルマザーにとって、子育てや仕事において多くの壁がありますよね。
そのような中、より自立的に生活するためには、資格取得を考える方もいるのではないでしょうか?
実際に、私自身が今まさに考えているところでもあります!!
しかし、子育てや仕事に忙しく、なかなか資格取得に時間を割くことができないという方も多いかもしれません。
今回は、シングルマザーの方々が資格取得に向けて必要な情報や準備、
支援制度についてわかりやすくお伝えしていこうと思います。
シングルマザーの方々がより自立的に生活するための一助となるよう、
本記事をお役立ていただければ幸いです。
シングルマザーの資格取得メリットとは
シングルマザーにとって、資格取得には多くのメリットがあります。
資格取得によって、より高い収入を得ることができます。
特に、医療や介護、教育などの分野では、専門的な資格を持っていることが求められる場合が多く、
資格を持っていることで給与面でのアップが期待できることがあります。
資格を持っていることで、就職先が広がることもメリットのひとつです。
特に、資格が必要とされる職種では、資格を持っていることで採用基準をクリアできるため、就職の可能性が高まります。
また、資格を持っていることで、転職活動をする際にも有利になることがあります。
資格取得は自己実現や自己肯定感の向上にもつながります。
資格取得は、自分自身の能力やスキルを高めることができるため、
自分自身に対する自信や誇りを持つことができるようになります。
以上のように、資格取得には多くのメリットがあります。
シングルマザーにとっては、より自立的に生活するために必要な取り組みのひとつであり、
積極的に取り組んでみてはいかがでしょうか。
シングルマザーが取得しやすい資格とは
簿記や経理、事務などのオフィスワークに関する資格
これらの資格は、短期間で取得することができ、比較的取得しやすいと言えます。
また、就職や転職に有利な資格であることも多く、シングルマザーにとっては魅力的な選択肢となるでしょう。
介護や福祉関係の資格
介護職は女性の割合が高く、求人数も多いため、資格を持っていることで就職の可能性が高まることがあります。
また、福祉関係の資格は、地域の子育て支援や保育園の運営などにも役立ちます。
ネイルやエステティック、ヘアメイクなどの美容関係の資格
これらの資格は、独立して開業することができる場合があり、
シングルマザーにとっては自分の時間を自由に使えるメリットがあります。
以上のように、シングルマザーが取得しやすい資格はいろいろあります。
自分自身が興味を持っている分野や、将来的に就きたい職種に合わせて、取得しやすい資格を選ぶことが大切です。
シングルマザーにおすすめの資格とは
ここからは、シングルマザーにおすすめの資格を紹介していきます。スキルアップの1つとして参考にされてみてください。
■作業療法士
作業療法士は、障害を負った人が「食事をする」「字を書く」などの日常動作を回復させるためのリハビリなどを行います。高齢化が進む日本においては今後ますます必要とされる仕事で、活躍の場も病院・福祉施設・介護施設などに広がっています。
作業療法士になるには、大学・短大・専門学校などで3年もしくは4年学び、国家試験に合格する必要があります。夜間のコースもあるので、働きながら学ぶことも可能です。学費は300万円前後が目安です。
作業療法士の年収は約400万円で、夜勤がほとんどないのでシングルマザーでも働きやすい職種といえます。
■歯科衛生士
歯科衛生士は歯科医師の治療補助や歯石の除去、歯磨き指導などを行う仕事です。歯科医院は日本全国どこにでもあるので、歯科衛生士の資格を持っていれば様々な場所で働くことが可能です。また、スキルがあれば続けやすい仕事でもあります。
歯科衛生士になるには、大学・短大・専門学校などで3年もしくは4年学んだのち、国家試験に合格しなければなりません。学費は学校ごとに異なりますが、300万円前後が相場です。夜間のコースもあり、社会人でも学ぶことができます。
歯科衛生士の年収は300万円台前半が多く、作業療法士より低めです。通常、歯科医院は日曜祝日が休みのため、シングルマザーでも働きやすい環境といえるでしょう。
■看護師
看護師は常に求人があり、収入も比較的高水準です。
看護師の資格には、正看護師と准看護師があります。正看護師になるには、大学・短大・専門学校などで3年もしくは4年学び、国家試験に合格する必要があります。学費は少なくとも200万円から300万円になります。
時間とお金をそれほどかけずに看護師を目指すなら、准看護師がおすすめです。
准看護師は2年制の准看護師養成所に通い、各都道府県の試験に合格する必要があります。准看護師は社会人になってから目指す人も多く、働きながら学べる養成所がほとんどです。准看護師として働きながら、定時制や通信制のコースで勉強をして国家試験に合格すると正看護師になれます。准看護師養成所の学費は、2年で約100万円程度が相場です。
正看護師の年収は勤務先や働き方にもよりますが、平均して450万円です。子どもの教育にもある程度お金がかけられます。一方、准看護師の年収の目安は約400万円弱です。
■保育士
共働き家庭の増加で保育士の需要は多く、高収入ではありませんが、保育士の資格があれば就職先には困りません。保育士の資格取得にはさまざまなルートがあり、学校に通わなくても通信講座などで学べます。そのため、お金をかけられないシングルマザーには、取り組みやすい資格です。
専門学校などに通学すると、最短2年で約100万円以上の学費がかかります。しかし通信講座で学ぶ場合は、自分のペースで勉強して国家試験を目指せる上に、かかる費用も10万円前後です。
保育士の年収は平均して300万円前後です。ただ通常、日曜祝日は休める仕事なので、シングルマザーにとっては働きやすいでしょう。
■介護福祉士
介護福祉士は、介護が必要な人の身の回りの世話をする仕事です。高齢化社会の今、慢性的に人手不足のため、資格がなくても介護職に就くことはできます。しかし、介護福祉士の資格があれば、無資格より好待遇で働けます。また、ケアマネージャーにステップアップして、収入を上げることも可能です。
介護福祉士を目指すには、福祉系高校・専門学校・短大・大学で学んで国家試験に合格する以外に、働きながら受験資格を得るルートがあります。働きながら受験資格を得る場合、介護福祉士実務者研修を修了しかつ実務経験3年以上が必要です。介護福祉士実務者研修の資格取得には、20万円前後の費用がかかります。
介護福祉士の年収は働き方によりますが、平均して300万円前後です。しかし、実務経験を積めば、ケアマネージャーや認定介護福祉士などの上位資格も目指せます。
以上のように、シングルマザーが受験する資格試験には、学習期間や受験難易度、資格取得後の職業展望など、それぞれの特徴があります。自分自身が目指す職業や、興味のある分野に合わせて、適切な資格を選ぶことが大切です。また、資格取得に向けた学習計画や受験費用の確保など、事前の準備も欠かせません。
シングルマザーが資格取得に向けて利用できる支援制度とは
資格を取得すると就職や転職に有利になることがわかりましたが、
資格を取得するためには時間もお金もかかるものですよね。
日々忙しくしているシングルマザーには負担が大きいと感じたり、
教材などにお金をかけるのが難しかったりするかもしれません。
しかし、シングルマザーが資格取得を目指す場合、費用負担を軽減できる支援制度があります。
ここでは、母子家庭を支援する給付金や資金の貸付制度を紹介します。
自立支援教育訓練給付金
母子家庭の母又は父子家庭の父の主体的な能力開発の取組みを支援するもので、対象教育訓練を受講し、修了した場合にその経費の60%(下限は1万2千1円、上限は(1)雇用保険の一般教育訓練給付または特定一般教育訓練給付の対象となる講座を受講した場合、最大20万円 (2)雇用保険の専門実践教育訓練給付の対象となる講座を受講した場合、修学年数×40万円、最大160万円)が支給されます。(雇用保険法に基づく教育訓練給付金の支給を受けることができる者は、その支給額との差額(下限は1万2千1円)を支給。)
支給については、受講前に都道府県等から講座の指定を受ける必要がありますので、必ず事前にお住まいの市(町村在住の方は都道府県)にご相談下さい。
給付金を申請する条件
母子家庭の母又は父子家庭の父であって、現に児童(20歳に満たない者)を扶養し、以下の要件を全て満たす方
- 児童扶養手当の支給を受けているか又は同等の所得水準にあること
- 就業経験、技能、資格の取得状況や労働市場の状況などから判断して、当該教育訓練が適職に就くために必要であると認められること
対象となる講座
自立支援教育訓練給付金事業の対象となる講座は、雇用保険制度の教育訓練給付の指定教育訓練講座と、その他都道府県等の長が地域の実情に応じて対象とする講座です。対象講座はさまざまな分野のものが多数取り揃えられているので、ここですべてを紹介することはできませんが、参考までに一部を紹介します。
講座の分野 | 資格名 |
---|---|
事務関係 | 実用英語技能検定、TOEIC、簿記検定試験など |
輸送・機械運転関係 | 普通自動車第二種免許、中型自動車第一種・第二種免許など |
医療・社会福祉・保健衛生関係 | 介護職員初任者研修、看護師、美容師、歯科衛生士など |
情報関係 | Microsoft Office Specialist、CAD利用技術者試験など |
専門的サービス関係 | ファイナンシャルプランニング技能検定、社会保険労務士など |
営業・販売関係 | 調理師、宅地建物取引士資格試験など |
製造関係 | 製菓衛生師 |
技術・農業関係 | 土木施工管理技士、測量士補など |
大学・専門学校等の講座 ほか | 修士・博士、科目等履修、職業実践専門課程など |
高等職業訓練促進給付金等事業
母子家庭の母又は父子家庭の父が看護師や介護福祉士等の資格取得のため、1年以上(令和3年4月1日から令和5年3月31日までに修業を開始する場合には6月以上)養成機関で修業する場合に、修業期間中の生活の負担軽減のために、高等職業訓練促進給付金が支給されるとともに、入学時の負担軽減のため、高等職業訓練修了支援給付金が支給されます。
給付金を申請する条件
母子家庭の母又は父子家庭の父であって、現に児童(20歳に満たない者)を扶養し、以下の要件を全て満たす方
- 児童扶養手当の支給を受けているか又は同等の所得水準にあること(ただし、児童扶養手当法施行令(昭和36年政令第405号)第6条の7の規定は適用しない。)
- 養成機関において1年以上(令和3年4月1日から令和5年3月31日までに修業を開始する場合には6月以上)のカリキュラムを修業し、対象資格の取得が見込まれること
- 仕事または育児と修業の両立が困難であること※平成25年度入学者から父子家庭も対象
支給額、支給期間
➀高等職業訓練促進給付金
世帯の別 | 支給金額(月額) | 支給期間 |
---|---|---|
市町村民税非課税世帯 | 10万円(最後の12カ月は14万円) | 修業期間の全期間 (上限4年) |
市町村民税課税世帯 | 7万500円(最後の12カ月は11万500円) |
②高等職業訓練修了支援給付金
世帯の別 | 支給金額(月額) | 支給期間 |
---|---|---|
市町村民税非課税世帯 | 5万円 | 修業終了後 |
市町村民税課税世帯 | 2万5,000円 |
対象となる講座(資格)
高等職業訓練促進給付金等事業の対象となる資格は、就職の際に有利となるものであって、かつ養成機関において1年以上のカリキュラムの修業が予定されているものについて都道府県等の長が指定したものです。なお、令和3年4月1日から令和5年3月31日までに修業を開始する場合には、6月以上のカリキュラムの修業が予定されているもの(雇用保険制度の一般教育訓練給付の指定講座を受講する場合には、情報関係の資格や講座)から定めることとする。
(対象資格の例)
看護師、介護福祉士、保育士、歯科衛生士、理学療法士、保健師、助産師、シスコシステムズ認定資格、LPI認定資格等
なお、高等職業訓練促進給付金等事業は、自治体により制度内容が異なったり、制度自体を導入していなかったりするところもあるため、利用する際には自治体の窓口や公式サイトなどで確認することをおすすめします。
ひとり親家庭高等職業訓練促進資金貸付事業
高等職業訓練促進給付金を活用して養成機関に在学し、将来、取得した資格が必要な業務に従事しようとするひとり親家庭の親に対し、高等職業訓練促進資金を貸し付け、その修学を容易にすることにより、資格取得を促進し、ひとり親家庭の親の自立を図るため貸付をする制度です。
【貸付額】
入学準備金 | 50万円以内(ひとり1回限り) |
---|---|
就職準備金 | 20万円以内(ひとり1回限り) |
※貸付金の交付は養成機関入学後または、就職後になります。
【返還免除の要件】
養成機関修了後、かつ資格取得した日から1年以内に就職し、取得した資格が必要な業務に5年間従事したときは、申請を行うことで返還が全額免除されます。
シングルマザーが資格取得をめざすのに大切なこととは
今回は、シングルマザーにとって資格取得が自立するための重要な手段であること、
具体的に収入や就職先の拡大などのメリットについてお伝えしてきました。
また、シングルマザーが取得しやすい資格についてや、受験する資格試験の種類や特徴、
必要な時間や費用についても詳しく解説しました。
自分のライフスタイルや家庭環境に合わせた計画を立て、
周囲の理解とサポートを受けながらコツコツと進めていくことが重要になってくると思います。
最後に、シングルマザーが資格取得に向けて取り組む上で大切なこと。
それは、自分と子供の未来のために、自分自身の目的をはっきりとさせて
自分自身に合った資格取得を目指すことではないでしょうか。
この記事が少しでも楽しい未来に近づくヒントになることができれば幸いです。