
子どもに大学へ進学させたい
こんにちは。yukaです☆
「子どもに大学へ進学させたい」──でも、現実はお金の壁が…
シングルマザーとして日々子育てに向き合う中で、
「子どもの進学費用が心配…」「大学なんてウチには無理かも」と感じていませんか?
実はそんな家庭を支えるために、国は【大学無償化制度】=「高等教育の修学支援新制度」など、
経済的に厳しい家庭向けの支援制度を用意しています。
この記事では、「制度の仕組み」「もらえる金額の目安」「対象となる条件」などを、
母子家庭の視点でわかりやすくまとめました。
今は不安でも、制度を味方にすれば、子どもの進学をあきらめずにすむ道は確実にあります。
ぜひ、あなたの大切なお子さんの未来のために、まずは情報から受け取ってください。
最後まで読んで活用してみてくださいね。
将来の夢をあきらめないために



ねぇママ、ちょっと真面目な話していい?



どうしたの?めずらしく真剣な顔してるね。



私さ、やっぱり大学行きたいって思ってて…
でも、うちの家計じゃキツいよね?



うん…実は私も最近ずっとそのこと考えてた。学費のこと、不安だよね。



友だちは塾とかも行ってるし、奨学金借りて大学行くって。
でも借金になるのはちょっと怖いし…。



うん、その気持ちわかる。
でもね、最近“大学無償化制度”っていうのを知ったの。



無償化って…タダになるってこと?



そう!実は、シングルマザーの家庭でも、
ちゃんと条件を満たせば大学の授業料が減免されたり、
返さなくていい奨学金がもらえる制度があるのよ。



それって、うちでも使えるかもしれないってこと?



そう!この記事では、その制度の仕組みと、
対象になるためのポイントをわかりやすく一緒に見ていこうか。
希望をあきらめなくてもいいって、私も思えたんだよ。
大学無償化とは?制度の全体像



さっきの“大学無償化制度”って、具体的にはどんな制度なの?



正式にはね、“高等教育の修学支援新制度”っていうの。
ちょっと長いよね(笑)



うん、カタい名前すぎてもう眠くなりそう…。



でも内容はすごくありがたい制度よ。ざっくり言うと、
“お金のことで進学をあきらめないように”っていう制度なの。
大学とか短大、専門学校に行きたいけど家計が厳しい家庭のために、
国が授業料や生活費を支援してくれるの。



えっ、それって全部もらえるの?



2つの支援があるの。1つ目は、授業料や入学金の減免(いわば値引き)。
これが年間最大90万円くらい。



そんなに!?



そう。2つ目は、給付型奨学金っていって、
毎月最大7万5千円くらいのお金がもらえるの。
しかもこれは返さなくていいのよ。



返さなくていいって、ほんとに“もらえる”ってこと?



そう。昔の奨学金って“借金”って感じだったけど、この制度は違うの。
進学して勉強をがんばろうとしている人を、
経済的にちゃんと応援する仕組み。



それなら、うちでも大学行けるチャンスあるかもって思えてきた!



でしょ?この制度をちゃんと知って、
条件が合えば使えるように準備していこうね。
主な支援内容
- 授業料・入学金の免除または減額(授業料等減免)
- 給付型奨学金の支給
シングルマザー家庭が対象になる条件とは?



ママ、大学無償化制度って誰でも使えるわけじゃないんだよね?



うん、対象になるには3つの条件があるの。
一緒に確認してみよう!
大学無償化の対象になる3つの条件
- 住民税非課税世帯およびそれに準ずる世帯の学生
- 学ぶ意欲があること(成績・出席など)
- 資産が一定の水準以下であること



1つ目の“住民税非課税世帯およびそれに準ずる世帯の学生”って、ウチ当てはまるの?



ママ:「うん。児童扶養手当をもらっているし、たぶん対象になると思う。“準ずる世帯”っていう枠もあって、少し課税されてても収入次第で支援が受けられるのよ。」



収入の上限ってどのくらい?



高校生がいる家族4人世帯を例にするとこんな感じ
収入に応じた支援区分(目安)
支援区分 | 年収の目安(高校生の家族4人世帯) | 支援内容 |
---|---|---|
【第Ⅰ区分】住民税非課税世帯 | ~約270万円 | 満額 |
【第Ⅱ区分】準ずる世帯 | ~約300万円 | 満額の2/3 |
【第Ⅲ区分】準ずる世帯(さらに上の世帯) | ~約380万円 | 満額の1/3 |



じゃあウチは支援を受けられそうだね!



そうだと思う。そして2つ目の条件、“学ぶ意欲”も大事。
これは成績が悪いとダメってわけじゃなくて、
ちゃんと通学して勉強しようとする気持ちがあることが大切なの。



なるほどね。で、3つ目の“資産”って具体的にはどのくらい?



これもハッキリ決まっててね、
学生本人と保護者の預金や現金・有価証券の合計が5,000万円未満
であることが条件なんだって。



5,000万円!? そんなに!!



ほんとだよね(笑)。
ちなみに、不動産の価値はこの資産には含まれないから、
持ち家があっても大丈夫なのよ。
資産の範囲※下記の合計が対象
- 現金
- 預貯金
- 有価証券(株・投資信託など)
※土地や建物などの不動産は含まれません。



そっかー。意外とちゃんと調べれば、
うちでも十分チャンスあるってわかってきた。



うん!この3つの条件を満たしてれば、大学無償化の対象になるの。
まずは【進学資金シミュレーター】を使って目安を確認してみるといいよ。
進学資金シミュレーター(JASSO)



よし、もう“お金が理由で進学をあきらめる”なんて言わないって決めた!



その意気!応援するから、一緒に準備していこうね😊
実際にいくらもらえるの?支援額の目安



ママ、さっき“授業料が免除になる”って言ってたけど、
実際にいくらぐらい免除されるの?



いい質問ね!国や私立、進学先によっても金額は変わるけど、
住民税非課税世帯ならこのくらい支援されるのよ。
授業料等減免の上限額(年額)・住民税非課税世帯の学生の場合
国公立 | 私 立 | |||
入学金 | 授業料 | 入学金 | 授業料 | |
大学 | 28万円 | 54万円 | 26万円 | 70万円 |
短期大学 | 17万円 | 39万円 | 25万円 | 62万円 |
高等専門学校 | 8万円 | 23万円 | 13万円 | 70万円 |
専門学校 | 7万円 | 17万円 | 16万円 | 59万円 |
※住民税非課税世帯に準ずる世帯の学生は、住民税非課税世帯の学生の2/3又は1/3の支援額となります。



うわー、私立の大学とかだと年間約96万円も支援されるんだ!
助かるね…!



そうなの。しかもこれは“授業料と入学金の免除”だけ。
実はもう一つ、生活費の支援もあるのよ。



えっ、それっておこづかいみたいに毎月もらえるの?



そう、給付型奨学金っていって、返さなくていいお金なの!
給付型奨学金の支給額(年額)・住民税非課税世帯の学生の場合
自宅通学 | 自宅外通学 | ||
大学・短期大学・専門学校 | 国公立 | 35万円 | 80万円 |
私立 | 46万円 | 91万円 | |
高等専門学校 | 国公立 | 21万円 | 41万円 |
私立 | 32万円 | 52万円 |
※住民税非課税世帯に準ずる世帯の学生は、住民税非課税世帯の学生の2/3又は1/3の支援額となります。



私立で自宅外通学なら、年間91万円ももらえるんだ…!?
家賃にも使えそう!



そうなの。地方から都市の大学に進学したい子にも心強い制度だよね。
だから“経済的に無理”って諦める必要はないの。



ママ、ありがとう…!大学、ちゃんと考えてみるよ。



この制度を使えば、
“お金がないから進学できない”ってことはなくなるはず。
今から情報を集めて、準備していこうね。



うん!ママが一緒に調べてくれて安心した。
知ってる?2025年度から始まる「多子世帯向け」大学無償化制度



ねえ、今日はちょっと知っておいてほしい新しい制度があるの。



新しい制度?また奨学金の話?



ううん、今回はちょっと違って、“多子世帯”っていう、
子どもが3人以上いる家庭を対象にした制度なのよ。



多子世帯って、兄弟が3人以上ってこと?



そう!そしてその3人を“同時に”育ててる、
つまりまだ全員が学生や未成年で扶養してる状態の家庭が対象になるの。



へぇ〜。それで、どんな支援があるの?



2025年度から、その“多子世帯”に対して、大学や短大、専門学校の
授業料と入学金が、国の定める上限額まで原則無償になるのよ!



えっ、全部タダになるってこと!?すごいじゃん!



そうなの。しかも驚くのはね、この制度には所得制限がないってこと。
今までは、収入が少ない家庭だけが支援の対象だったけど、
この制度は、年収が高めの家庭でも、
3人以上の子どもを同時に扶養していれば対象になるのよ。



それって、3人とも学生だったらOKってこと?



そうそう。たとえば高校生・大学生・中学生、
みたいに3人とも扶養している間は対象になるの。
でも、上の子が就職して扶養から外れたら、
人数が減るから対象外になる可能性があるのよ。



そっか。じゃあ、3人同時に学生でいる時期がチャンスなんだね。



その通り。あと、この制度で“無償”になるのは、
授業料と入学金だけね。“給付型奨学金”っていう、
毎月もらえる生活費的なお金は、
引き続き家庭の収入によって支援区分が決まるの。



え、じゃあたとえばお金に余裕がある家庭は、
生活費はもらえないけど、学費はタダになるってこと?



そう!しかもね、収入が高めでも【第Ⅳ区分】に該当していれば、
給付型奨学金も“満額の4分の1”くらいはもらえる可能性もあるのよ。



授業料もタダで、少しでもお金がもらえるなら、
本当に助かる家庭多いだろうなぁ…



そう思うわ。だからこそ、こういう制度って“知ってるだけで選択肢が広がる”のよね。
高等教育の修学支援新制度「多子世帯」に該当する場合
支援区分(呼称) | 授業料等減免 | 給付型奨学金 |
第Ⅰ区分(多子世帯) | 満額支援 | 満額支援 |
第Ⅱ区分(多子世帯) | 満額支援 | 3分の2支援 |
第Ⅲ区分(多子世帯) | 満額支援 | 3分の1支援 |
第Ⅳ区分(多子世帯) | 満額支援 | 4分の1支援 |
大学無償化へ母子家庭の注意点



ママ、大学の無償化って、うちみたいな母子家庭だと対象になるのかな?



うん、そう思うよね。
実際に国の調査では、母子家庭の平均年収は272万円って言われていて



あ、それってたしか【第Ⅰ区分】の基準と同じくらいだよね?



そうそう。だから、一見すると
“多くの母子家庭が支援を受けられそう”って感じると思うんだけど……
ちょっと気をつけないといけない点があるのよ。



えっ?なに?



実はね、大学無償化の所得制限って、“本人だけ”じゃなくて、
“世帯の所得”で見るの。
つまり、一緒に住んでいる家族の収入も含まれるってこと。



あ、じゃあたとえば…うちみたいに、
ママと2人暮らしならママの収入だけ見られるけど……



そう。だけどもし、たとえばママが実家に戻って、
じいじ・ばあばと一緒に暮らしてる場合──



じいじがまだ働いてたり、年金を多くもらってたりしたら…?



そのじいじ・ばあばの収入も世帯の所得に含まれるの。
そうなると、せっかくママが対象の年収でも、
“世帯の所得が高すぎて対象外”になっちゃうこともあるのよ。



うわ、それちょっとショック…



そうなの。しかも、お父さんと同居してる場合も同じ。
たとえ離婚後でも、“世帯収入”として合算される可能性があるのよ。



それって…知らないと損しちゃいそう。



ほんとにね。“支援を受けられるはず”と思ってたのに、
一緒に住んでる人の収入のせいでダメだっってこと、実際にあるのよ。



でも、手当や支援をもらうために“わざと別居”するっていうのも…
なんか難しい話だよね。



うん、それは人それぞれの考え方だし、
簡単に決められることじゃないよね。
でも大事なのは、“自分の家庭が対象になるかどうか”を
事前に確認しておくこと。
そうすれば、進学の準備も安心してできるでしょ?



なるほど、制度を知ってるだけじゃなくて、
“どう見られるのか”もちゃんと理解しておかないとなんだね。



その通り。大学無償化って希望のある制度だけど、
家庭の状況によって変わる部分も多いから、
早めに調べておくことが本当に大事なのよ。
まとめ
制度を知って、使って、未来をあきらめない
大学や専門学校への進学は、家計にとって大きな負担ですよね。
けれど、国の支援制度を上手に活用すれば、母子家庭でも、安心して進学に踏み出すことができます。
重要なのは、まず「情報を知ること」。
支援を受けられる条件を早めに確認し、申請のタイミングを逃さないことが、進学の選択肢を広げるカギになります。
進学資金シミュレーター(JASSO)簡単にできるのでぜひ試してみてください☆
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子どもとの新しい生活を始めるにあたってとても心強い存在となります。
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制度は、知っている人・行動した人に届くサポートです。
お子さんの夢が、「経済的な理由」で閉ざされないように──。
ぜひ、今ある制度を味方につけて、希望ある進学の一歩を踏み出してくださいね。