子どもの習い事を選ぶとき、親としては「どんなことを学ばせたらいいのだろう?」「続けられるだろうか?」と悩むものです。私自身もシングルマザーとして、子どもにさまざまな経験をさせたい気持ちがありつつ、家計の負担や送迎の手間を考えると迷う場面がたくさんありました。
最初は周囲の意見や口コミに流されそうになったこともありますが、実際に体験してみて「わが家に合う習い事の基準」が見えてきました。この記事では、私が習い事を選ぶときに意識したポイントを体験談を交えてご紹介します。これから子どもの習い事を考えている方の参考になれば嬉しいです。
子どもの興味を第一にする
本人が楽しめることが一番大事
習い事は親の希望で始めることも多いですが、結局続くかどうかは「子ども自身が楽しめるかどうか」にかかっています。私も最初は「将来役立つものを」と考えて選びましたが、本人が興味を持たなければすぐにやめたくなってしまいました。
試しに体験させてみる
体験教室や見学会に参加するのはとても有効でした。短時間でも実際にやってみると、子どもの目が輝くかどうかが分かります。「楽しかった!」という言葉は、習い事選びの一番のサインだと思います。
費用と通いやすさを現実的に考える
続けやすい金額設定かどうか
月謝や教材費は家庭にとって大きな出費になります。私の場合は「長く続けられるか」を基準に考えました。一時的に無理をすると、結局途中でやめざるを得なくなり、子どもにも負担をかけてしまいます。
送迎の負担を減らす工夫
仕事をしながらの子育てでは、送迎も大きなポイントです。徒歩や自転車で通える距離か、学童から行けるかなどを重視しました。通いやすさは親子双方のストレスを減らす大切な要素です。
無理なく続けられる環境を整える
スケジュールとの兼ね合い
学校や家庭の予定と重ならないかを確認しました。週に何回通うのか、宿題や準備にどれくらいの時間がかかるのかを考えて、無理なく取り入れられる習い事を選ぶようにしました。
途中でやめてもいいという気持ち
「始めたからには続けなければ」という考え方にとらわれがちですが、合わなければやめても大丈夫だと意識するようになりました。実際に一度やめた経験もありましたが、その後本人に合う習い事に出会えたことで、むしろ良い経験になったと思います。
習い事で得られる「経験」を重視
技術だけでなく心の成長も大切
習い事はスキルを身につけるだけではありません。挑戦する気持ちや続ける力、仲間との関わりなど、心の成長も大切だと感じました。
本人の自信につながる
発表会や試合で「できた!」と実感できたことは、子どもにとって大きな自信につながりました。その経験は学校生活や日常の中でも生きていると感じます。
子どもが習い事で見せた成長は、母として大きな喜びでした。→ 『子どもの成長で嬉しかった瞬間』も合わせてどうぞ
親子で話し合って決める
親が押しつけないこと
「この習い事が良い」と親が決めてしまうと、子どもはプレッシャーを感じます。私は子どもと一緒に「どう思う?」「やってみたい?」と話し合いながら決めるようにしました。
続ける・やめるの判断も一緒に
続けるかどうかの判断も、子どもと相談して決めました。やめることも「失敗」ではなく「選び直し」だと伝えることで、安心してチャレンジできるようになったと思います。
まとめ
子どもの習い事を選ぶときに大切なのは、親の理想や世間の評判だけではなく「子ども自身の気持ち」と「家庭の状況」に合っているかどうかです。私自身も試行錯誤しながら、楽しめること・無理なく続けられることを優先してきました。
習い事を通じて得られるのは技術や知識だけでなく、挑戦する力や自信、仲間との関わりといった大切な経験です。完璧な選択をする必要はなく、親子で話し合いながら進めていけば、きっと子どもにとって良い学びになります。この記事が、これから習い事を選ぶ方の参考になれば嬉しいです。