シングルマザーとして子育てをしていると、休日は子どもと過ごせる大切な時間です。けれど、そんな日に限って雨が降ると「今日はどう過ごそう?」「退屈させないようにしなきゃ」と焦ってしまうこともあります。
私自身、外で遊べないと子どもがストレスをためてしまい、つい私もイライラしてしまった経験が何度もありました。
ですが、工夫次第で雨の日でも楽しい思い出は作れます。むしろ「雨だからこそできること」に挑戦するチャンスになると感じています。
今回は、私が実際に取り入れて効果的だった「雨の日の休日に子どもと楽しめる工夫5選」を、体験談を交えてご紹介します。
1. 一緒に料理やお菓子作りをする
子どもができる作業を任せる
餃子の皮を包む、ホットケーキを混ぜる、クッキーの型抜きをするなど、簡単な作業を一緒にやるだけで大盛り上がり。小麦粉をこねて粉だらけになってしまうこともありますが、それすら笑い合える思い出になります。
食育にもつながる
「自分で作ったものを食べる」経験は、子どもの自信や自己肯定感を育ててくれます。私の子どもも「ぼくが作ったからおいしい!」と得意げな顔をして食べていました。料理の時間は学びの場でもあり、母子の会話も自然と増えました。
これで、我が家の18時は、幸せ時間に変わったんです!
→ 関連記事:『子どもの自己肯定感を育てる関わり方』
2. 室内運動でエネルギーを発散
簡単なストレッチやダンス
YouTubeの子ども向けダンス動画を流して、一緒に踊るだけでも汗だくになるほど。音楽に合わせて動くと、親子で自然に笑顔になれます。
私のおすすめはこちら⇨トゥイアニマル体操
道具を使わない遊び
風船バレーやかくれんぼなど、家の中でも十分楽しめる遊びはたくさんあります。体を動かすと気分転換になり、子どものイライラも和らぎました。
雨の日だからこそできる運動習慣
普段は外遊び中心ですが、雨の日は「体幹を鍛える運動」や「バランス遊び」などを取り入れると新鮮でした。大きなバスタオルを床に敷いて、バランスを取りながら進む遊びは意外と盛り上がり、良い運動になりました。
→ 関連記事:『仕事と家事を両立するために私が取り入れた小さな工夫』
3. 工作やアートに挑戦する
紙や空き箱を使った工作
折り紙や牛乳パックを使ってロボットを作ったり、ペットボトルでマラカスを作ったり。家にあるもので工夫すると、お金をかけずに長時間楽しめます。
絵を描いたり塗り絵をしたり
「親子で同じテーマで絵を描いてみよう」とルールを決めて描くと、意外な才能を発見できたりします。子どもの自由な発想には毎回驚かされます。
作ったものを展示する楽しみ
我が家では作品を壁に貼ったり写真を撮ってアルバムにまとめたりしました。「自分の作品が認められた」と感じることで、子どもの自信にもつながります。
こうした創作体験は、学校の参観日や発表会で子どもが見せてくれる成長の瞬間にも重なっていると感じます。
4. おうち映画館を作る
照明を落として特別感を演出
カーテンを閉めて部屋を暗くし、ポップコーンやジュースを用意するだけで、自宅が映画館に早変わり。「今日は映画館の日だよ」と言うと、子どもも大喜びでした。
子どもと一緒に作品を選ぶ
「今日はどの映画を観る?」と子どもに選ばせると、それだけでイベント感が増します。映画を観終わったあとに感想を話し合うのも楽しい時間です。
テーマを決めると盛り上がる
「今日はディズニーの日」「今日は動物映画の日」などテーマを決めると、よりワクワク感が増しました。映画を観ながらブランケットにくるまって過ごす時間は、親子の距離をぐっと縮めてくれます。
5. 読み聞かせや図鑑タイム
静かな時間を楽しむ
外で遊べない分、家で落ち着いて本を読むのも素敵な過ごし方です。お気に入りの絵本を読んだり、読み聞かせをすると、子どもは安心して寄り添ってくれました。
好奇心を広げる
図鑑や写真集を一緒に眺めると「これ何?」「どうして?」と会話が広がり、親子の学びの時間になります。雨の日だからこそ、じっくり対話できるのも魅力です。
読んだ後の会話を楽しむ
「この動物が好き」「この国に行ってみたい」と話しているうちに、子どもの夢や興味を知るきっかけにもなりました。普段は見落としがちな一面を発見できるのも、雨の日ならではの良さだと感じています。
雨の日でも楽しむための心構え
実際にこうした工夫をしてみて感じたのは、親が「つまらない」と思っていると子どもにも伝わるということです。逆に「今日はおうちで特別なことをしよう」と前向きに切り替えると、子どもも自然と楽しみにしてくれます。
また、全部をやろうとしなくても大丈夫。1つか2つ取り入れるだけでも、子どもにとっては十分に楽しい一日になります。無理をせず「できる範囲で工夫する」ことが、親にとっても気持ちをラクにする秘訣でした。雨の日を「マイナス」ではなく「特別な時間」として捉え直すことで、気持ちもずっと前向きになります。
まとめ
雨の日の休日は外出ができず憂うつに感じがちですが、工夫次第で特別な思い出を作るチャンスになります。料理やお菓子作り、室内運動、工作やアート、おうち映画館、読み聞かせや図鑑タイム…。どれも特別なお金をかけずに、親子で一緒に楽しめる方法です。
大切なのは「雨だからできない」ではなく「雨だからこそ楽しめることを見つける」こと。子どもにとっては、お母さんと笑いながら過ごす時間そのものが宝物です。シングルマザーとして私自身も、こうした工夫を取り入れることで、子どもとより深い絆を感じることができました。
晴れの日にはできない特別な体験を、ぜひ雨の日に親子で楽しんでみてください。きっと何気ない一日が、心に残る大切な思い出に変わるはずです。
