カサンドラ症候群とは?それって私だったという話

あなたはカサンドラ症候群を知っていますか?

実は、離婚の原因の一定の割合をカサンドラ症候群が占めているらしいんです。

なぜ私がこんな話をするのかというと、私がまさにそうだったからです。

知ってるから備えられる。知っていれば自分を守れる、知っていれば家族を守れる。

読んでもらえたら嬉しいです。

目次

カサンドラ症候群とは?

私の離婚の原因の一つにこれがありました。

カサンドラ症候群とは家族やパートナーがアスペルガー症候群であるため、うまくコミュニケーション等がとれず、心的ストレスがかかることで不安障害や抑うつ状態といった症状が表れている状態のことをいいます。

パートナーや家族等でASDのある方と接するときに、「心の通った交流」が保てないことで、当事者がストレスを抱えてしまいます。

そして、コミュニケーションがうまく行かないことをパートナーおよび周りの人が、理解してくれない状況が続きます。

有効な解決法を見いだせず、本人が苦痛を抱えたまま孤立してしまうことが、カサンドラ症候群の大きな原因であると考えられています。

また、パートナーが診断されてないパターンが多いので気付かれないことが多いです。

カサンドラ症候群で起こりうる症状

ストレスを受けることによって、こころと体の症状が出現します。具体的には、不眠、抑うつ、不安、焦燥感などが現れます。

身体症状として、

食欲不振、倦怠感、動悸、めまい、頭痛などの自律神経症状が出現します。

カサンドラの状態が長く続くことによって、気分が落ち込み、不眠が現れるようになります。

具体的には、次のような睡眠異常が出現します。

・夜になっても、寝つけない

・途中で目が覚めてしまい、再び眠れない

・朝早く目が覚める

・熟睡した感じがしない

パートナーとの意志疎通がうまく行かず、結婚生活を続けられないという悩みを抱えて、別居あるいは離婚を考えている人もいます。

今後の生活のことを考えると、頭がいっぱいになり、眠れないという事態になるんです。

カサンドラ症候群になりやすい人

カサンドラ症候群になりやすいといわれている人の一例は下記の通りです。

・責任感の強い人

・まじめな人

・完璧主義な人

・我慢強い人

・几帳面な人

・面倒見の良い人

・ストレス発散が苦手な人

・自分を責めてしまうことが多い人

例えば、ASDのあるパートナーが不適切な発言をした場合でも、怒ったり、指摘したりせず我慢を続けることで、精神的ストレスが溜まっていき、カサンドラ症候群の症状が表れる場合があります。

もちろん他にも要因がありますので、性格だけでカサンドラ症候群になるわけではありません。

私はカサンドラ症候群

人に説明するには難しく理解してもらえない、私の我慢が足りないのかもしれないなどなど、自分を責める日々も…

そんな時にカサンドラ症候群という言葉を初めて聞きとても納得できることがたくさんありました。

そして、少し心が軽くなりました。

もしかしたら同じように悩んでる方は多いのではないかと思い、今回この記事を書くことにしました。

もしあなたにも思い当たることがあるとしたら一人で悩まないでください。

もし、あなたもカサンドラ症候群かもと思ったら

カサンドラさんを救出したい。

結論から言いますと

・一人で抱え込まないこと

・相談できる場所をみつける

・同じ悩みをもつ人のための自助グループに参加する

・適度な距離をとること

私の場合は離婚という形をとることで、パートナーとの距離をとることができました。

本当に心が救われることができました。

あのまま結婚生活を続けていたら、私の心は壊れてしまっていたと思います。

そして大事な子供にも悲しい思いをさせていたと思います。

なので今の選択を間違っているとはまったく思いません。

だって毎日笑顔だから。

睡眠もとれてるし、ごはんもおいしいし大事な子供に毎日愛情たっぷりのハグをできている。

もう幸せでしかありません。

ただカサンドラさん全ての方に離婚をお勧めしているわけではありません。

まずは、自分を大切にすること!!

それを一番に考えてほしいと思います。

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